C70にて先行販売されるコピックスケッチ新色の全貌とは…

2006.07.25

さて、去る7月15日にコミケット70のカタログ(鈍器として使えるほうです)が発売されたわけですが…なるほど70だから表紙がこの方なんですねぇ〜。複数方面からうわさ話として流れてきたC71の大晦日開催も現実のものとなったようで、夏も終わっていないのに冬の心配をしてしまう自分がいます。
このカタログ、表4(裏表紙)の広告は例によってコピックなわけですが…コピックスケッチの新色が出ると書いてはいるものの具体的な色などが書いていませんでした。
そんな折前回の記事でお話を伺ったコピックの魔王である(株)Too商品企画課のH氏から「ラインナップを教えちゃうから紹介してちょーだいな」と連絡があり、さっそく詳しい情報を入手してきました。

▽とっても薄い!コピックスケッチ新色

今回発売になる12色
△今回発売される12色(クリックで拡大・色はサンプルです)

今回発売される12色の新製品のうち、やはり目玉となるのは極薄の肌色であるE0000「Floral White」です。
どの部分を塗るにも下地としてその系統の一番薄い色を塗っておくと、徐々に濃い色を重ねていったときに深みが出るのですが、今まではR000・E000のようなところまでしか無く、それ以上薄い色は自分でカラーレスブレンダーを使って調色するしかありませんでした。

調色もコピックを使う醍醐味の一つではありますが、毎回きっちり同じ色を作っていつでも使えるように置いておくのは難しいものです。 ここでさらに0がひとつ増えたE0000の登場というわけですね。正直ここまでくると印刷に出るのかちょっとわからないところまで来てしまっていますが、例えば上述のように肌を塗るときの下地として使うと重ね塗りをしていったときに深みがでてきます。 重ね塗り自体はベーシックなテクニックですが、ぜひE0000を組み込んでもらって色味の違いを試してみてくださいね。

余談ですが、今年5月に発売されたまんが家・小畑健さんの画集「blanc et noir」の後半に今まで明らかにされてこなかった同氏のメイキングが収録されています。カラーイラストはすべてコピックで彩色されているのですが、重ね塗りなどの技法をはじめとしたコピックの使いこなしに関しては神レベルです。もちろん収録されているイラストはどれもクオリティが高いものばかりなので、ちょっとお値段が張りますが技術書としても非常に参考になるのではないでしょうか。
参考:集英社商品紹介Amazon商品ページ

カラーチャート抜粋
△今回発売される12色(クリックで拡大します)

さてその他11色についてですが、全体的には薄めの中間色が中心となっています。

ここで肌によく使われる系統だけを抜き出したチャートを見ていただきましょう(画像をクリックすると拡大表示)。

赤い文字の色が今回追加になっているのですが、見ていただくとわかるようにグラデーションの補完というのが基本的なコンセプトとのこと。確かに赤文字の新色が抜けている状態だとグラデーションにしたときに飛んでしまうし、また調色が難しい中間色であることや需要が多い肌色系ということもありユーザさんからのリクエストも非常に多い色だったそうです。これにはユーザのみなさんのキャラクターの描き分けが高度化してきたことも背景としてあるのではないかというお話でした。
また赤・ピンク系のR/YRだけではなく褐色系のEで薄めの色を追加したことで、例えば男性の肌や木・鉄素材の下地などに幅広く使えるようなチョイスにしたとのことです。

これらがセットになった「12色Ex-3セット」はかなり実用性が高いものではないかと思います。ただ下地として塗るということは消費量も多めになることが推測されるわけで…「今回の新製品は消費量も多くなりそうだからいっぱい売れそうですね」とひねくれた質問をしたところやはり「うはwwwwww」としか返ってきませんでした。さすが赤魔導士をはじめとして5ジョブもカンストしているだけあって、何ごとにも動じない精神力は管理人も見習うべきだと思いました。

と話がそれましたが、おさらいということで各色の色番と色名を一覧にしておきますね。ただ、確定しているのは肌色系で残りは調整中とのことですので、確定次第更新するようにします…(8/1 残り6色の色名を追記しました)。実は色名まで公開されるのはここが一番乗りだそうですよ〜。

色番
色名
色番
色名
R01 Pinkish Vanilla G03 Meadow Green
YR01 Peach Puff B66 Clematis 和:テッセン
E0000 Floral White BV01 Viola 和:菫(すみれ)
E30 Bisque RV00 Water Lily 和:睡蓮(すいれん)
E42 Sand White R21 Sardonyx 和:紅縞瑪瑙(べにしまめのう)
E70 Ash Rose YR12 Loquat 和:枇杷(びわ)

価格や商品構成については今までのシリーズ同様、各色1本399円(税込)、新色12色がセットになりケースに入った「12色Ex-3」が4,788円(税込)、バリオスインクが各色1本399円(税別)で、発売時期は9月中旬となっています。

▽今回の隠し球…コピック画箋筆

BSと画箋筆
△上がBS、下が画箋筆です

次は広告にも載っていなかった隠れキャラである「コピック画箋筆」の紹介です。これはH氏いわく「コピックマルチライナーBS/BMの上級職」もとい上級版だそうです。

画像を見ていただけるとわかりますが、BS/BMがブラシ型ニブなのに対して画箋筆はナイロン製の毛筆となっています。ぶっちゃけ筆ペンではあるのですが、顔料はもちろんマルチライナーなどと同じものを使用しているので、マルチライナーでペン入れしたところにこれでベタを入れても色味が違うということが無いのは大きなメリットですね。
また、BS/BMに比べて穂先が細く柔らかくなっていますので、より繊細な表現が可能だということです。
こちらは「当面は」1種類の展開で1本399円(税込)、発売時期は同じく9月中旬となっています。

▽先行販売情報

9月まで待てるわけないという方は8月11〜13日に開催されるコミケット70の「トゥールズ(西アトリウム)」「アイシー(東3ホール)」のブースで先行販売されますので、そちらで直接色をチェックしてみるといいですね。
使ってみた感想などはコピック公式サイトに「ご意見・ご質問フォーム 」がありますので、そちらからどんどん送ってください!とのことです。

というわけで今回もコピックの紹介になりましたが、アナログ・デジタルにかかわらず画材・ツール系の紹介やレビューは今後もどんどんやっていきたいと思っておりますので、掲載にご協力いただけるメーカーご担当者さまはスタッフまでご一報くださいませ。
もちろんみなさんから「こんなツールの紹介をしてよ!」「こういうところに潜入するんだスネーク」「早く鉱石を掘る作業に戻るんだ」などのリクエスト(?)もお待ちしております!

▽コピックシリーズのホームページ
 http://www.too.com/copic/

[ text: 天上@nicomi.com ]

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